特に特徴がない

SHOHEI-LOG

転職/働き方/副業・複業/独立/その他キャリア・ビジネスにまつわる記事を書いたブログです

【自己分析】モチベーショングラフの罠/二人でやることで意味がある

就活・転職でモチベーショングラフを使ったことがある人は多いでしょう。

 

「なんだよ、モチベーショングラフかよ」

と、いう方こそ続きを読んで欲しいです。

 

一人でモチベーショングラフをやっても意味はありますが、このツールは二人でやった方が圧倒的に効果が出ます。 

 

的確にツッコミを入れてくれる人と一緒にやることで自己分析が圧倒的に捗ります。

 

下記は私のグラフです。

 

上のグラフをもとに私の師匠が質問をしてくれました。

 

==

普段の私は常々「お金持ちになりたい」と言っていた。

 

しかし、このグラフをもとに師匠と話をしていくうちにはたと気づきました。

「自分がモチベーションが上がる瞬間にお金はない」

「人との結びつきによってモチベーションが上がる」

ということです。

 

これは自分にとっては新鮮な驚きでした。

グラフ見ればわかるのですが、客観的に言われると実感を持つことができます。

 

また、この表をもとに深い質問をしていくと、表には書かれていないような、自分の価値観がわかります。

 

一人で分析しているときは、直視したくないようなこともあります。

人間は見たくないものは見ないという習性があるため、自分では直視しているつもりでも、本当に嫌な点は見えていないものです。

 

私の場合、人生の各場面における選択の仕方が「市場最適」であったということです。

つまり、自分で選んできたつもりだった人生は、「好き」や「意思」があまり反映されていないということに気づかされました。

 

他にもありましたが、ここで公開することは恥ずかしいので辞めておきます。

 

まとめとしては、

「モチベーショングラフで自己分析をするなら二人でやるべし」

です。

 

ちなみに見たくない現実が出てきても、相手をしてくれている相手をなじることはしないであげてくださいね笑

【考え方/書評】”くいっぱぐれない”という幻想とライフシフトの時代について

かつては

「●●に入れば安泰」とか、

「●●の資格を持っていれば食いっぱぐれない」

なんて神話があった。

 

今でもその神話は一部では続いているが、恩恵に預かれる人の数は減っている。

 

面白いエントリーがFacebookで流れてきた。

http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/8324

 

「1年で学べて食いっぱぐれない仕事はありませんか?」

という質問を受けたらどう答えるか?

という記事。

 

社会人のほとんどの方からしたら、

愚問でしかないと思うのだが、

どうやら誰からも参入されない無敵の資格が一年で取れると思っている人がいるらしい。

 

寿命が100年続くといわれている現代では、

人間は学び続けなければいけないと言われている。

 

この"LIFE SHIFT"の時代に、1年でそこからアップデートせずによいものなんて、

そんなものだろって容易に想像つく。

あったとしてももうすでに圧倒的にその分野の権威になっているとか、

需要が少なすぎるかのどちらかだろう。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)


数少ない(食える資格)である、税理士、会計士、弁護士も資格を持ってても食いっぱぐれる世の中だ。

 

高給取りは彼らの中でも一部となりつつある。

 

1年で学べるものに価値を見出すのは難しいだろうと思う。

(レンジャー訓練生き残ったとかなら市場価値高そうだけど…)

 

※補足しておくと彼らはコンサル業務みたいな形で生き残ろうとしているようだ。

 知人が在学中に税理士を取るといったときは、

 「機械にとられるのになぜ…」と思ったが、

 人脈や節税などのコンサルはまだまだ需要があるらしい。

 

 

安定ではないけれど以前記事にした「10年後の仕事図鑑」は、

これからの仕事選びや自分のスタンスを決める参考になるかもしれない。

10年後の仕事図鑑

 

ここで書かれてたエッセンスは3つ。

 

1.単一分野で1万分の1を探すより、100分の1と100分の1をかけて、

1万分の1を目指せ!!

 

身近な例だと、またエンジニアが人材のエージェントやるとか笑

エンジニアからこういう営業職みたいなのに移る人は少ないし、だからこそ市場価値は非常に高い。

 

2.すべての競争者と戦うのではなく、自身のコミュニティーで戦え!!

動画作成が得意な奴は世界にごまんといるが、

知人の中で、あるいは今の会社の中で一番になれば、

自分のフィールドを作り出せたことになる。

そしてそれでも仕事に十分になる。

 

3.自分が好きなことで突き抜けろ(自分な好きな事をしろ)

好きこそものの上手慣れではないけれど、

自分が好きなことに興味を持ってくれる人がいればそれで仕事になる。

これからほとんどの”仕事”は機械にとってかわられる。

 

そんな中ではみんな趣味を追及してそこで”すごい”とされる人が、

食っていけるという話らしい。

 

ベーシックインカムなどが施行されれば、くいっぱぐれることはないと思うから、

よりお得に生きることができるってニュアンスだと解釈。

 

いつだったかもこんな感じの話はあったかもしれないけれど、

古代ローマの奴隷がAIに置き換わったバージョンが近い未来に来るのではないかと、

この本を読んで思った。

 

ローマでは午前に仕事が終わり、その後は公衆浴場で風呂にはいり、

無料の食事室では十分すぎるくらいのご飯を食べさせてもらえたという。

 

みんな哲学したり(これはギリシアか)、

筋トレにいそしんで肉体美の完成を目指し、

詩や音楽を奏でる世界だ。

 

10年後こういう世界が来るかはわからないが、

もしかしたら20年後くらいには来ているかもしれない。

 

【考え方】今の時代も英語の勉強は必要なのか?

ちょっと前に同業他社の知人と飲んでいた時のこと。

 

「しょーちゃんは最近何か勉強とかしてるん?」

 

関西で知り合った彼女は、成績をしっかり出して、東京に呼ばれた。

 

この感じも懐かしい。

 

「今ンところ英語くらいかな。」

 

「話せるようになったん?」

 

「『留学してたけどほとんど日本人としかつるんでなかったやつより、

 よっぽど話せる』という評価はもらったよ。」

 

「なんやそれ。でも英語って勉強する意味あるんかなぁ。

 これから自動翻訳機とかでてくるやろ?

 その勉強時間を別のことに使った方がええんやないかなー。」

 

その場は特に掘り下げなかったが、

同じことは自分も考えていた。

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かつて大学時代にも知人が同じことを言って英語学習の無駄さを説いていた。

 

実際問題英語を今の業務で使用するかと言えば、スピーキングの機会はほぼない。

 

外資企業のJD(ジョブディスクリプション)を作るときくらいだし、最近はグーグル先生が優秀すぎて、コピペすれば9割型完成したものが出力できる。

 

ことリーディングに関しては翻訳力がなくてもある程度のところまですでに来ているわけだ。

それでは、会話中に同時通訳のように相手の言葉を自国語に変換してくれる自動翻訳機というものも、近い将来できるのだろうか?

 

と、いうことでそれもグーグル先生に聞いてみる。

 

実はもう音声対応の自動翻訳機というものは出現しているようだ。

 

https://www.bcnretail.com/news/detail/20180116_47296.html

 

こちらの製品は80か国ご対応でWebにつながっていれば、

Google翻訳と同じレベルでの翻訳をしてくれるとのこと。

 

翻訳の制度が上がっている昨今であれば、

頓珍漢な翻訳になるということもないかもしれない。

 

しかしながら、我々が欲しいのは、

ノータイムで瞬時に変換をしてくれて、

意思疎通をしっかりと図れるということだ。

 

今で言う同時通訳。

 

話す⇒翻訳⇒伝えるという一連の流れはは、

どうしても時間がかかってしまう。

 

ここを瞬時にできれば英語学習は不要と言えるかもしれない。

 

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/12427

 

↑ほかにもこんな記事が。音声の通訳は各国のトレンドのようだ。

仮にオリンピックまでにある程度めどが立っていけばさらに5年以内くらいには、

スマホ(5年後もスマホが第一線化はわら家内が)などにも、

標準装備として乗っかっているかもしれない。

 

しかしながら、言葉の壁がなくなってしまったとしたら、

今までは富んでいる国に生まれたからほかの貧しい国より恩恵を受けることができていた人たちも、

グローバル規模の競争では淘汰されることは十分にあり得る。

 

同じ言語を理解して安く働ける労働者がいれば、

資本主義の原理にのっとっていけば当然そちらに仕事が流れていくのは当然だ。

 

そうなると日本人も出稼ぎしないといけない時代が再び来るかもしれない。

 

まとめ

英語を学ぶべきか否かと言う点では今回結論は自分で出せなかった。

 

とりあえずのところ、引き続き勉強はするつもりだ。

 

同時翻訳があったとしても、海外ドラマを字幕なしで見たいという思いはまだあるからね。

 

とりあえず終わる。

 

 

【考え方】生産性はモチベーションからくるのか? 仕事との向き合い方

 


ついこの間四半期(いわゆるクォーター)の営業成績がでた。
全社員の中で3位というまあまあの成績を今回は収めることができた。

 

振り返ってみると、仕事への取り組み方が変わったことが、
成功につながったと思う。

 

仕事における動き方は3年間の仕事を通じて知っていた。
ただ、手間を惜しんでいた部分があったことは認めなければならない。
今回は今まで手間と思っていた業務にしっかりと立ち向かった結果であるともいえる。

 

ここで発見したことは”手間”とは、自分がそのように思っていただけで、
仕事に手を加えたことで労働時間が伸びることもなく、むしろ残業は減った。

量で押し切るのは自分も好きではないしね。

 


しかしながらどうしてここまで取り組み方が変わったのか?


それは”市場価値の向上”に本気で取り組んだからだ。

 

――――――さかのぼること2月。

 

四半期の終わりに差し掛かったある日のこと、自分の過去の実績を振り返ってみた。


過去数年の営業成績をさかのぼってみると、達成しているときもあれば、
大幅に外しているときもあり、全体を通してみれば”中の下”くらいだった。


大学時代の販売のバイト、そして新卒最初の方ではは結果も出ていたのだが、
その後1年ほど難しい時期が続き、
「1位とかを取るのは太い客をまわされている人だけだろう」という風に思っていた。

 

トップを取ることを半ばあきらめていたし、
そういう目標を掲げることに対しても本気になることができなかったのだ。

 

口で言っても心の中では「どうせ無理だろう」という気持ちがぬぐえなかった。

 

しかしながら自分を振り返る作業を通して、
営業の達成数字から自分を客観視すると、
「自分が社長なら採用しない社員やんけ…」
と、強く自覚せざるをしなかった。

 

学生時代の仲間も成果を出していて、

「現在が一番いい状態」というやつが多い中で、

自分は1年目くらいのことしか特筆する実績がない。

 

 

飲みに行ったりするたびに自身の市場価値の低さを感じた。

 

”圧倒的に結果を出せないといけない”

”自分で自分を採用したいと思えなければいけない”

 

次の四半期から仕事への取り組みが変わっていった。

 

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引用 Gossip Girl最終話より

 


具体的には手間だと思っていた工程を積極的に行うようになったことだ。
メール・電話で済ますのではなく、
こっちから赴いて企業・キャンディデイトから情報を収集するようになった。

 

現場の声を聞く

 

という営業なら当たり前のことをやっていったのである。

 

お客様のニーズを拾って解決策を提示する

 

win-winの関係を作る

 

そんな当たり前にあらためて徹した。

 

それでもって数値のために誰かに損をさせるということだけはしないという、

元々の信念も変えることなく仕事にあたることができた。

 

 

さて、かなりそれたがやっと本題に戻る。

 

生産性はモチベーションからくるのか?

 

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

 

 

上記の本を引用すれば、生産性とは下記の式で表される。

 

 生産性

=かけた時間で生み出した結果

=生産物(売上)/労働時間

 

つまり生産性をあげるということは、

同じ労働時間で今まで以上の成果を上げるか、

売り上げを維持しながら労働時間を減らすということである。

 

さて、モチベーションという概念は割と最近のものだそうで、

それによって仕事が左右されるという考えは新しいものだとか聞いたことがある。

 

上司からは「モチベーションで仕事をするな」とよく言われていた。

 

会社からは給与をもらっているのだから、

それに対して仕事をしていくのは当たり前のことであるという考え方だ。

 

これに対しては非常に納得するし、ある意味当たり前なのだけれど、

20代前半くらいの人はどうしてもモチベーションで仕事が左右されてしまうのではないかと感じる。

 

かつての私がそうであったように、

モチベーションが下がっているorない状態だと、

日々ルーチン化した業務を回すだけになってしまう。

そうなると工夫も生まれないし量をこなして物量で押し切る仕事の仕方になってしまう。

 

そうなると仕事がつまらないとなり、

どんどんモチベーションも下がってくるという悪循環に陥っていく。

 

今回私は市場価値向上という命題を自分で発見し、

強く自分に言い聞かせることで、危機感と使命感を取り戻した。

 

そうすることで仕事の質が上がり、無駄がなくなり、

早期帰宅(生産性)と売り上げアップの両面での生産性アップを成し遂げることができた。

 

早く帰れれば、浮いた時間で別のことに時間が使えるし視野も広がる。

 

同業の人と飲みに行って情報収集したり、

読書に充てることもできる。

 

こうした自分の時間を別でもてることで、

また次の日も頑張ろうという状態でいられるのだ。

 

 

と、いうわけで私個人としては生産性=モチベーションというのは、

ある程度真実ではないかと感じる次第である。

 

文章にしてみると当たり前っぽい感じもするけれどね。

 

 

 

 

プレゼン中聞いてる人を飽きさせない方法

プレゼンのうまい人は60分間が一瞬で終わったかのように、

そして知的好奇心を掻き立てられながら、

自分でも一緒に考えながら話を聞いていられる。

 

しかし、残念ながら世の中の8割くらいのプレゼンは眠くて時計を見ながら今か今かと終わりの時間を眺める退屈なプレゼントなってしまう。

 

一番多いのはパワポでうつされる文章を読むだけというようなプレゼン…。

「それ資料あとでくれよ」で終わってしまうようなプレゼンは面白くないですね。

プレゼンのやり方を学校でやらないからですね。

 

プレゼンのやり方がわからない人のプレゼンを参考にして作られるプレゼン

という最悪の循環です。

 

さて、よいプレゼンはどこが違うのか?

 

答えは簡単で伝えたいことがはっきりしていてるプレゼンということである。

(ちなみにこれは面接でも同じ。自己紹介2分程度でって言ってるのに、5分話している人はプレゼン下手です(笑))

 

お手本はTEDですね。知っている人も多いと思いますが。

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TEDのプレゼンターたちは、1スピーチで1つの結論に向けて無駄なく話しています。

・わかりやすい比喩

・ちょっとしたジョー

・聞いている人に考えさせる問いかけ

・その発想はなかったと思わせる示唆

・テンポよく、しかし、早口ではないスピード感

 

じゃあ日本人ではどうなの?といえばいろいろいるけれど、パワポを全く使わずに人の耳を傾け続けられる好例は、意外なことに政治家のスピーチだと個人的には思う。

 

www.youtube.com

 導入で話者の耳を傾けさせ

⇒みんなが気になっていること(世界情勢)で問題提起

⇒こんな本があります

⇒そしてそこから得た結論を(3つの条件)としてまとめる

⇒その後に続く人の話にも興味を引き付けたまま話を展開していく

 

あなたたちへ語り掛けているという姿勢で、

思慮に飛んだ話を展開している。

 

上で書いた要素をすべて含んでいるお手本のようなプレゼン(スピーチ)。

 

 

こんな感じでパワポなんてなくてもしっかりと話せるくらいのプレゼンがベストですが、パワポを使用するなら下記の本は大変参考になる。

プレゼンテーションZEN 第2版

プレゼンテーションZEN 第2版

 

 

 文字だらけのパワポを作っている人は必読の本です。

 

・プレゼンの枝葉の部分は資料を別途作る!

・一つのスライドに主張は一つ

・スライドの作り方(デザイン面)

 

別にデザインったってPhotoshopやIllustraterが無くてもできるレベルの内容です。

 

是非ともポチってみてください。

 

おわる

AI時代に何の仕事をするべきか?に少しヒントをくれる本

「今後AIが発展して来たら仕事がなくなるのではないか?」

このような思いを持っている方は少なくないと思う。

 

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かくいう私もその一人で就職活動ではAIができなさそうな、

「クリエイティブに関われる」というところから始まって、

電通博報堂を受けていた。

(当初の思惑ではコピーライターになり、10年くらい頑張ったら、

 社内の優秀なデザイナーと事務所を立ち上げるという構想を持っていたが、

 そのような浅はかな考えは1次面接で潰えることとなる。)

 

現職も人と関わるということでは、まだなくならなさそうだが、仕事のマッチングという点では徐々に社内の中でもAI化が進んできている。

他の大手もそうだろう。仕事の紹介は徐々に機械がやり始めているのだ。

 

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そうなるとAIによる人類の危機を叫ぶ者も出てくる。

歴史の教科書に出てきたラッダイト運動っぽいなと思ったら、

こういう流れをネオラッダイト運動というらしい。

 

当然AIというか、パソコンをオフィスからブンなげるということは難しい。

 

 

さて、そんな不安を持っている私はこの手の未来を予想する系の本を最近読んでいる。

 

今回の本は最近でた話題の本である、

落合氏とホリエモンの本『10年後の仕事図鑑』だ。

 

↓この表紙本屋でも見たことがあるでしょう。

10年後の仕事図鑑

10年後の仕事図鑑

 

 

落合氏はもう最近飛ぶ鳥を落としまくってる売れっ子作家。

現代の魔法使いと言われてるそうだが由来は知らない…。

最近だと下記の本も流行ってる。下記の書籍に関する考察はまた別途書いていこうと思う。

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト

 

 

ホリエモンはもう説明不要だろう。

 

 他の著作を拝読すると、彼らの主張は、

「既存の会社システムはオワコン。好きなことをして突き詰めればそれに人が集まり仕事になるから好きなことで突き抜けろ」というものと理解している。

 

本書もそんな感じの本かなと、思っていた。

  

読んでみると、

まあそんなかんじだった。

 

しかし、これは彼らの著書を何冊か読んでいるからこそ、そう読み取れる部分があったので、そうでない人が読んだら視点で書いてみる。

  

本の基本的な主張をまとめると以下の通り。

 

これからは遊びが仕事だ!好きなことを極めて仕事してる感なく稼ごうぜ!

 

コモディティ化しないようにブルーオーシャンな能力身につけようぜ!

 

お金とか時代遅れだから信用を作り出して生きていこうぜ!

 

基本骨子は彼らのいつもの主張であるが、本書が特徴的であるのは、

ただの仕事図鑑にとどまらずに、今後の社会の在り方にまで踏み込んでいる点であろう。

 

世界と日本という対比から始まり、”日本人が幸せになるには?”という観点で、

「こうなったらいいよね」という未来予想図は見ていて楽しい。

 

 

学校はもういらない⇒めちゃわかる

 

海外と日本の大学の違いに見る仕事とのかかわり

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)は日本の環境とはマッチしない

 

高齢化社会は機械で乗り切れる!

 

自分のヤリタイコトにフォーカスできる社会になる

 

 

こういう時代ってワクワクするね。

でも、この論説で行くと多くの社会人は結構戸惑うのではないかと思う。

 

「自分が好きなことはなんですか?」

「他の人より語れることはありますか?」

 

この質問に答えられる社会人はそんなに多くないだろう。

と、いうよりこれにこたえられるくらい何かの分野に秀でているということはまれであるともいえる。

 

「趣味はなんですか?」

と質問レベルを落としても、

「趣味がないのが悩み」

なんてかえってくることも社会人になってから増えたように感じる。

 

仕事に熱心に打ち込んできた多くの日本人には、

「ほれ、好きなことしていいぞー」

と言われると戸惑う人が多いと思んだろうな。

 

 

落合氏の

超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト

にその答えが少し書いてあった。

 

世界で一位を目指すのではなくコミュニティ内でその分野のトップとなればいい

 

何かと何かを掛け合わせて、希少価値を生み出す(1万人の1位を単独分野で目指すのではなく、100人中1位の分野を2つかけ合わせて1万人分の1となる)

 

結局のところ彼らにも今後数年後に世界がどうなっているのかは予測ができないが、

頭のいい人たちの考えをフォローして今後の自分の人生をよりよくしていくことが大事なのではないかと思う。

 

おわる

 

 

 

 

 

人材紹介のやりがい③~才能を埋もれさせるな!~

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シリーズ連載第3弾。

 

今回は逆転転職について書いてみる。

例のごとく詳細はところどころぼかしたりフェイクを入れているが大筋ではあっている。

 

彼女が登録に来たのは数年前の寒い時期だった。

(ダウンを着ていたことは鮮明に覚えている。)

 

彼女はアメリカの大学で医学を勉強していた。

色々あって途中で帰国することになったのだが、

日本に帰ってきた彼女を待ち受けるのは学歴の壁だった。

 

日本では”高卒”扱いになるからだ。

 

私は彼女のクレバーさから、ニーズを探し出すことに決めた。

 

彼女には医療に対する”想い”を感じた。

絶対に彼女に合う会社はある。

 

普通に探したら翻訳の会社がヒットした。

単に英語力だけを見ている求人だ。

 

彼女が海外で過ごした数年は単に英語力に置き換えられるものではない。

 

となると、英語力×医療の会社がベストだろうと思った。

 

 

私が紹介した企業は東証1部のとある医療関連の企業だった。

個々の企業からは唯一「オープンポジション」のみ頂いていた。

 

オープンポジションというのは、要は「いい人がいたら面接しますよ」というポジション。

 

ちなみにこのポジション自体は少し前からいただいていたのだが、面接に行った人はことごとく落とされていた。

 

それもそうだろう。

 

ほとんどは医療業界に心底興味ある人は受けていなかったのだから。

 

だが彼女は違った。

 

この企業なら絶対に輝けると思った。

 

私の熱心なアプローチから、ご応募していただくことになった。

 

企業の方にも、熱い紹介文を書いた。

「絶対に合って損はしません。時間を下さい。」

 

 

そして面接に入った。

 

選考は問題なくとんとんと進んでいった。

 

ただ、彼女はこの企業以外も併願していたのだ。

 

応募していた企業は医療系の翻訳を手掛けている会社。

医療×英語という点でこの企業も悪くはなかった。

 

そんな中で選考は進んでいく。

 

結果的にこの有力候補はお見送りになったのだが、

派遣会社で翻訳の仕事が見つかったとのことだった。

 

しかも、内定の回答期限が区切られていた。

 

 

私の紹介した企業も最終面接は終わっていたが、

結果はまだ来ていなかった。

 

「どうしますか?まだ結果は来ていませんが、

 医療とは別の翻訳のお仕事でもよいのですか?」

 

私は聞いた。

 

「私の考えは決まっています。翻訳のお仕事は断ります。

 この会社で働きたいと思ってます。」

 

彼女の意思は固かった。

 

ほどなくして、彼女には私の企業から内定が出た。

このような形での内定はこの企業としても初だった。

 

こういう時に自分がいたことを、

その意味を感じれる。

 

頂いた報酬はあまり多くはなかったかもしれないですが…(笑)

 

 

 

エピローグ

とある日、この企業に訪問した際、応接室まで案内してくれた方は、

なんと彼女だった。

 

持ち前のクレバーさを活かして、経営企画に携わっているとのことだった。

 

初めは事務職としての入社ということだったのだが…

 

この企業も抜け目ないと思いつつ、

楽しそうな彼女を見るとそんなことはどうでもいいと思うのだった。