特に特徴がない

大手転職エージェントで働くごく普通の20代の雑記

本当にその仕事がしたいのか?~そこまでやったら本物だ~

最近就活関連記事が多いけれど、今回のテーマは、

「本当にその仕事をやりたいの?」という話。

 

私は広告業界を第一志望でいろいろな企業を受けていたが、

今思い返せば博〇堂という会社に入りたかったのであって、

広告業界ならどこでもいいというわけではなかった。

 

そして、その中でもコピーライターをやりたいと言っていたのだが、

今考えると特に実績もない学生が面接でそのようなことを言えば、

落とされてしかるべきだろう。

(電〇の面接で上記のようなことを言ったら、「実績がないし、やりたいことを聞いていると営業の方がいいんじゃない?」と言われ、落とされた。)

 

そこで、きっとコピーライターになるために何かを始めたり、制作会社に入ったりしたら、きっと私のコピーライターをやりたいという思いは本物だった。

 

しかし、結果的に私はその道を選ばなかった。

理由は単純で稼げないからである。

 

電博以外でコピーライターをやってもあまり稼げそうな気がしなかった。

制作会社で低い給与の中好きだから・面白そうだからという理由で、その仕事を選ぶことは気が引けたのだった。

 

さて、私とは対照的にやりたいからその仕事を選んだ知人がいる。

彼の名をT君とする。

 

彼は少し変わり者で、夏でも革ジャンにブーツで汗をだらだら流しながら自転車で登校していた。

(「変わってるね」というのは彼と1時間交流すればみんな同じようにコメントする)

 

そんな彼が情熱を注いでいたのは、大学の広報紙を作ることだった。

彼の所属していた大学指定のサークルが年に数回会誌を発行しているのだが、彼はそこに数ミリのずれも許さないこだわりの強さと情熱を注いでいた。

 

そんな彼が就職活動で選んだのは出版業界だった。

当然の成り行きだった。

 

受け始めは意気揚々としていた彼も、集講小の三大手で敗北を喫したのちは、

手当たり次第に出版会社を受けていた。

 

夏になっても彼は活動を続けていた。

 

既に終わった我々からは「とりあえず出版はやめてほかのところ行けよ」

なんて言葉が浴びせられていた。

 

彼はそんな言葉はどこ吹く風で、出版を受け続けていた。

 

年が明けた。

2015年が来た。

 

恐らく彼は就職浪人なのだろうと思った。

実際彼もそれを意識していたのだと思う。

 

 

卒業まじかの3月。

久々に彼に会って、これからどうするのかを聞いた。

 

彼はそれが何でもなさそうに「出版社で働くよ」といった。

 

気づかぬうちに彼は出版社に内定を取っていたのだ。

しかも彼の好きなアニメやゲーム、映画関連の本を扱う出版社。(ちなみに第一志望はサッカー雑誌だ)

 

どうやら新卒枠ではなく中途枠で面接を受けて内定を取ったとのことだった。

 

彼のこだわりが、勝利したのだ。

 

「書籍は衰退する」、「縮小している業界」

などという外野の声に耳を貸さず、

ただひたすら「紙面を作りたい」という思いで、

彼は就職活動をしていた。

 

今でもたまに彼に会うが、「ホントひどい職場でよ!」と、

とても楽しそうに話している。

恐らく仕事をしている知り合いの中で一番輝いている。

 

さて、今あなたが目指している仕事は、その仕事でないと絶対にだめなものですか?

 

もし、そうでないならいろいろと視野を広げてみてみることもいいと思いますよ。