特に特徴がない

SHOHEI-LOG

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【考え方/書評】”くいっぱぐれない”という幻想とライフシフトの時代について

かつては

「●●に入れば安泰」とか、

「●●の資格を持っていれば食いっぱぐれない」

なんて神話があった。

 

今でもその神話は一部では続いているが、恩恵に預かれる人の数は減っている。

 

面白いエントリーがFacebookで流れてきた。

http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/8324

 

「1年で学べて食いっぱぐれない仕事はありませんか?」

という質問を受けたらどう答えるか?

という記事。

 

社会人のほとんどの方からしたら、

愚問でしかないと思うのだが、

どうやら誰からも参入されない無敵の資格が一年で取れると思っている人がいるらしい。

 

寿命が100年続くといわれている現代では、

人間は学び続けなければいけないと言われている。

 

この"LIFE SHIFT"の時代に、1年でそこからアップデートせずによいものなんて、

そんなものだろって容易に想像つく。

あったとしてももうすでに圧倒的にその分野の権威になっているとか、

需要が少なすぎるかのどちらかだろう。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)


数少ない(食える資格)である、税理士、会計士、弁護士も資格を持ってても食いっぱぐれる世の中だ。

 

高給取りは彼らの中でも一部となりつつある。

 

1年で学べるものに価値を見出すのは難しいだろうと思う。

(レンジャー訓練生き残ったとかなら市場価値高そうだけど…)

 

※補足しておくと彼らはコンサル業務みたいな形で生き残ろうとしているようだ。

 知人が在学中に税理士を取るといったときは、

 「機械にとられるのになぜ…」と思ったが、

 人脈や節税などのコンサルはまだまだ需要があるらしい。

 

 

安定ではないけれど以前記事にした「10年後の仕事図鑑」は、

これからの仕事選びや自分のスタンスを決める参考になるかもしれない。

10年後の仕事図鑑

 

ここで書かれてたエッセンスは3つ。

 

1.単一分野で1万分の1を探すより、100分の1と100分の1をかけて、

1万分の1を目指せ!!

 

身近な例だと、またエンジニアが人材のエージェントやるとか笑

エンジニアからこういう営業職みたいなのに移る人は少ないし、だからこそ市場価値は非常に高い。

 

2.すべての競争者と戦うのではなく、自身のコミュニティーで戦え!!

動画作成が得意な奴は世界にごまんといるが、

知人の中で、あるいは今の会社の中で一番になれば、

自分のフィールドを作り出せたことになる。

そしてそれでも仕事に十分になる。

 

3.自分が好きなことで突き抜けろ(自分な好きな事をしろ)

好きこそものの上手慣れではないけれど、

自分が好きなことに興味を持ってくれる人がいればそれで仕事になる。

これからほとんどの”仕事”は機械にとってかわられる。

 

そんな中ではみんな趣味を追及してそこで”すごい”とされる人が、

食っていけるという話らしい。

 

ベーシックインカムなどが施行されれば、くいっぱぐれることはないと思うから、

よりお得に生きることができるってニュアンスだと解釈。

 

いつだったかもこんな感じの話はあったかもしれないけれど、

古代ローマの奴隷がAIに置き換わったバージョンが近い未来に来るのではないかと、

この本を読んで思った。

 

ローマでは午前に仕事が終わり、その後は公衆浴場で風呂にはいり、

無料の食事室では十分すぎるくらいのご飯を食べさせてもらえたという。

 

みんな哲学したり(これはギリシアか)、

筋トレにいそしんで肉体美の完成を目指し、

詩や音楽を奏でる世界だ。

 

10年後こういう世界が来るかはわからないが、

もしかしたら20年後くらいには来ているかもしれない。